未来の物流倉庫ロボットシステム 米アマゾン式 VS 日本ニトリ式
Meet Amazon's busiest employee -- the Kiva robot - CNET
昨日、公開されたAmazon式物流システム「Amazon Robotics」に正直驚いた。
商品を収納する棚が全て「可動式のロボット」として稼働し、「ドライブ」と呼ばれるオレンジ色のロボットが自走し作業員の前まで商品棚を持ってくる仕組みだ。
あの企業の倉庫はすでに自動化が2016年3月から稼働されている?
しかし、これより先にいち早く日本式にあった物流システムを構築してるのがニトリだ。ニトリの通販センターに導入されているのがノルウェー製「AutoStore」だという。
広大な土地を持つ倉庫で発揮できるのは米アマゾン式のキバロボットに対して、日本ではなかなか広大な土地確保が地価との関係で難しく、ヨーロッパ式に似た「AutoStore」を採用した。
グリッド上のロボットが高密度に収納されたコンテナの入出庫を行う次世代ロボットストレージシステム。
コンテナを隙間なく積み上げて収納できるため、一般的なスタッカークレーン式自動倉庫の約2倍、平置き棚の約3倍の収納力があるという。
確かに、日本ではこちらの方が現実的かも知れない。
1個から段ボールを作る装置が既に稼働!!
出荷業務でもう一点、ロスが発生している事と言えば、商品に見合ったサイズのカートン(出荷箱)だと思う。
何と、それも商品サイズを入力すれば、1個から段ボールを作れる機械もこのニトリは導入しているらしい。
それが、ボックスオンデマンドシステム。夢のマシンだ。
株式会社タナックス Just fit BOX 物流ビジネスの未来が動き出す
特殊なサイズの商品を誰でも簡単に包装でき、大きすぎる段ボール箱に大量の緩衝材を詰めることもなくなります。作業時間の削減、積載や輸送の効率向上、資源削減....そりゃメリット高い。
個人宅配向けの商材は大きさも重量もバラバラで規格サイズの段ボールでは手に負えない。無駄スペースのオンパレードもこれで解消できる。
米アマゾン式、日本ニトリ式、さてどちらが未来の物流倉庫を担うのだろうか。